近年日本でもAirbnbは大いに盛り上がりを見せています。その一方で旅館業法に抵触するのではないかという議論が繰り返されてきましたが、2016年の一部規制緩和により民泊シーンは少しづつ、そして着実に変化を遂げそうです。
Airbnbと同じく、近年人気のアメリカ発のサービスと言えば配車サービスのUberがあります。アメリカ発のこの2つのサービスはどのような類似点があり、なぜこれ程までに成功を収めているのでしょうか?
■“シェアリング”で既存の資源を利益に転換
まず、双方のサービスについて簡単に触れておきましょう。
Airbnb は、空き家や空き部屋を短期間旅行者に貸し出すサービス、Uberは、自家用車を配車として利用するサービスを提供しています。この2社に共通するものは、空き部屋や車を有料で他人と“共有すること”、つまりシェアをするというコンセプトです。
誰も使用しない空き部屋を所有することは所有者にとって不利益にしかなりませんが、その空き部屋を、誰かに貸し出すことで不利益を解消するばかりか利益さえ生み出せることを証明して見せたのがAirbnbです。なぜ誰も近年まで思いつかなかったのか、そう思える程単純なビジネスですは20代の二人の青年のアイディアから生まれ今では世界的なビジネスにまで拡大しています。
Uberでも空いた時間にドライバーとして時間を提供することで、生産性のない空き時間を利益、実収益へと変化させることに成功しています。この二つサービスの共通の成功のポイントは、新たに投資する必要がなく、既存の資源で利益を得られるという誰でもでき、シンプルかつ画期的なビジネスだと言う事です。
最近では、既存の資源の有効活用のみならず、AirbnbやUberを活用して、投資を行う人も増えています。特にAirbnbは不動産投資として活用されています。従来の不動産投資は巨額の資金を元に投資をする人が多かったのに対し、Airbnbを活用した投資は投資額が少なくすむことが特徴として挙げられます。低資金で高収入を得ることもできる投資であることが注目されている為副業としてAirbnbを始める方も増えてきているのが現状です。
■ユーザーのメリット
物件や車を貸し出すホスト・ドライバーにはメリットがあるAirbnbやUberですが、ユーザーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず第一に挙げられるのが、コストです。これら2つのサービスを利用することで、通常のホテルやタクシーよりも格段に安い料金で使用することができます。これはユーザーにとってみればとてもありがたいことですよね。
また、旅行者であればその地域の人と直接交流できる、その国やその地域の文化を身近に感じることができるということも旅行者にとっては刺激となり、魅力的に映っているようです。 そして、Airbnbは様々な宿泊形態があるため、一部屋を借り家主さんと触れ合るスタイルの物もあれば、一軒家を借りたり、とてもユニークなオンリーワンの物件を借りる事も出来るため、ホテルにはない体験する事ができるのも魅力です。離島の一軒家や、海の目の前のビーチハウス、秘密基地の様な家など世界各地にはユニークな体験が売りの物件もある為、ホテル滞在に飽きた旅通の人達の中でもAirbnbは注目を浴びています。
■成功した背景にはインターネットの普及も
こうしたシェアサービスが台頭した背景には、インターネットやスマートフォンの普及、オンライン決済の普及などが挙げられます。スマートフォンで簡単に利用可能な部屋や車を見つけられ、ホテルやタクシーよりも低価格で利用できるようなシステムはユーザーのニーズをしっかりと把握していますよね。心配なのはセキュリティ面ですが、こちらもSNSに紐づけを行うことやレビューを双方が残すことによりセキュリティ面を強化しています。もちろん、ずべての問題が解決されたわけではありませんが、ユーザーも安心して利用できています。
Airbnbが広まり始まった当初は家の物が壊された、鍵の受け渡しがうまくできなかったなどなど多くの問題も起こっていましたがAirbnbもサービスの向上を図り、近年ではホストとゲストの間のトラブルなども大分減ってきたのが現状です。Uberも運転手が怪我をさせられたなどのニュースもありますが、双方の成功にはよりホストとゲストが安心して利用できる環境作りを求め追求していく姿勢にもみられます。
■次に来そうなシャアリングエコノミーは!?
AirbnbやUberの他にも、おもしろいシェアリングエコノミービジネスがありますので、ご紹介します。
World Packers
https://www.worldpackers.com/
Airbnbと同じく民泊をしたい旅行者向けのサイトなのです。おもしろいのは代金が“お金”ではないこと。語学を教えたり、自分の国の料理を作ってあげたり、自分の持つスキルを代金の代わりに提供することができます。民泊ビジネスに参入したいけどそこまで資金がない、でも2020年の東京オリンピックに向け国際交流したい、そんな方にお勧めですね!
Fon
こちらはスペイン発のサービス。このサイトを通じて、なんと世界150ヵ国1900万以上のポイントでWifiを繋ぐが可能です。よく旅行に行かれる方、出張される方にとってwifiが繋ぎやすいととても便利ですね。日本語サイトがあるのも使いやすい点です。
Time Ticket
「私の30分売り始めます」という印象的な一文がトップに表示されます。
自分の時間やスキル(語学を教える、撮影、パソコンスキルを教えるなど)を売買することができるサイトです。空き時間にできることも魅力ですので、仕事の合間合間にチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね!
■まとめ
いかがでしたか?
この二つのサービスはホストやドライバーなどのサービスを行う人に特別な資格も資金もいらず、一般の人が簡単に始められることがマーケットを大きくしています。
現時点でも様々な議論がされていますが、法改正などが進むなどして対応を急いでいおり、もっと身近なサービスとして普及するのもそれほど遠くないはないでしょう。
また、上記二つのサービスの他にもいろいろなわくわくするようなサービスがありますよね。まだまだメジャーにはなっていないサービスばかりですが、どれもすぐに人気が出そうですね!そして今回Airbnbの事を知りもっとAirbnbの運営を知りたい、自分もホストとして世界中のゲストをもてなしたい、その様に思われた方は是非AirHostまでご連絡下さい。AirHostは物件紹介から、運営代行、清掃代行、プロのインテリアデザイナーのインテリアコーディネートやカメラマンの物件撮影などなど様々なサービスを提供しています。まずはお気軽にAirHostまでご連絡下さい。